2007年08月26日

メタルギア METAL GEAR SOLID naked

METAL GEAR SOLID naked



METAL GEAR SOLID naked







MGS解析というよりはMGSに関する「小島監督の話」
画面上にある「出版社/著者からの内容紹介」を読むと

この本が「MGSシリーズの解析本」であると錯覚しがちだが、

それは必ずしも正しくない。むしろ

  「小島監督がどのようなものに影響を受けMGSを創作するに至ったか」

というプロセスをまとめた本、というべきだ。

言うなれば「MGS読解以前」の本である。



故にMGSゲーム本編のストーリーに関する言及は思ったほど多くない。

ゲームとしてのMGSを本で読みたい方はMGS1?3の『シナリオブック』を買ったほうがいい。



従って、完成されたMGSというゲームではなく、

  「MGS制作に至るまでに小島監督が歩んだ道」

の一部分を垣間見たい方には必見の内容である。

この本を読めば、MGSはゲームメディアだけの存在ではなく、

映画や時代の流れと相互に関係しその中で生まれた作品の一つ

だと感じることができると思う。



ただし、本書の活字部分の半分ほどを占める「MGSに影響を与えた映画」で紹介されるのは

1960?70年代の映画が多いため、若い世代の方には馴染みの薄い作品が多いかもしれない。

しかしMGSをプレイしたことがあるのなら、その作品がMGSのどこに反映されたのかを

きっと思い描くことができるはずだ。







背景がわかる
この本はゲームの攻略とはまったくといっていいほど関係ないと思います。メタルギアシリーズを通しての物語の背景や、この物語にこめられた製作者の重いなどを知りたい方にはお勧めできる一冊です。

コジマヒデオの穴
意外と勘違いされる方も多いと思うので、先に注意を喚起しておくと、
これはメタルギア読本ではなく、どちらかというと、
小島秀夫読本です。
いかにしてメタルギアというゲームが作られたかではなく・・
いかにして小島秀夫監督という鋭才が数々のヒット作を練り上げたか、
いかにして映画というメディアが彼に影響を与えたか、
いかにして各界の知識人(クリエーター)たちが彼に影響されたか、
などを様々なエッセイやインタビューなどで多角度的に読ませてくれます。
だからMGSの秘密暴露!とか裏設定!などというゲームの付加価値的な
情報は非常に少ないです。ちょっと『考える大人』向けな内容で、
ゲーム関係書というよりは、本屋さんの映画演劇関係の書棚に
並んでいそうな一冊ですので、ゲームのプレイ部分だけが好きな人には
ちょっと向かないと思います。 もっと地味な内容です(笑)
MGSをプレイして、その良質なドラマの精神的ルーツを探りたい人には
超お奨めの一冊です! そういう意味では哲学書に近いかも。
(あとクリエーター関係の人は必読! 刺激を受けることうけあいです!)



メタルギア
posted by つつ at 21:34 | メタルギア
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